ロコモティブシンドローム(和名:運動器症候群)とは、骨や関節、筋肉といった運動器の障害のために、立つ・歩く・走るなど、日常生活に必要な身体の移動機能の低下をきたした状態をいい、略して「ロコモ」といっています。
介護が必要になる主な原因の1位は運動器の障害である骨折、転倒、関節疾患だと言われており、ロコモが進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。
7つの自己チェック項目により、ロコモの心配があるかどうかをチェックしてみましょう。
1つでも当てはまればロコモの心配があります。
ロコモを予防するためには、体のバランス能力をつける片脚立ちや足の筋力をつけるスクワットなどの、自宅で簡単にできる運動(ロコトレ)を継続して行うことが効果的です。
ロコモは、運動で改善していくことが可能です。自分に合った安全な方法で、まず「片脚立ち」と「スクワット」を始めてみましょう。
高齢になると食が細くなり、栄養が不足することで、骨や筋肉の量が減ることがロコモにつながります。
朝、昼、晩の食事を三食食べる、一汁三菜(主食、主菜、副菜)の献立を意識して毎日の生活のエネルギーとなる炭水化物、血液や筋肉をつくり体力や免疫力の維持に役立つたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品等)、からだの調子を整えるビタミン・ミネラル、食物繊維(野菜、きのこ、いも、海藻等)をバランス良く食べるようにしましょう。