「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局」を持ちましょう

かかりつけ医は、病気になったときだけではなく、健康診査結果へのアドバイス、健康管理について相談に乗ってくれる存在です。普段から病状、病歴、健康状態を把握しているため、緊急のときに適切な医療機関や専門医に紹介状を書いてくれます。かかりつけ医からの紹介で受診すれば、不要な検査や投薬を受けずに済みます。

薬局では、患者さんごとの薬に対するアレルギーの有無や薬の投与記録を作ります。複数の医療機関から処方せんが発行されたときに、同じ作用のある医薬品の重複を防いだり、異なる薬を服用して起きる副作用を未然に防ぐことができます。

健康や薬のことで気になることがあったら、まずは、かかりつけ医やかかりつけ薬局に相談してみましょう。

お薬手帳を携帯しましょう

「お薬手帳」を１冊にまとめることで、医師・薬剤師が別々の医療機関からの処方の重複や飲み合わせを確認し、皆さんを薬の害から守ってくれます。

いつも薬が残ってしまう、たくさん薬があるのできちんと飲み続けるのがむずかしい、などのお悩みも気軽に医師・薬剤師に相談しましょう。

重複受診（はしご受診）は、控えましょう

同じ病気で複数の医療機関を必要以上に受診することは、控えましょう。重複する検査や投薬によって、かえって身体に悪影響を与えてしまう心配があります。

休日・夜間の受診は控えましょう

時間外、休日、深夜の診療には、通常の料金に規定の割増料金が加算されます。

急病でもないのに「昼間は混んでいるから」と時間外に受診すると、医療費がかさみます。休日や夜間に医療機関を受診するときは、本当に必要なときだけにしましょう。